〆張鶴日本酒
しめはりつる
雪深い城下町・村上で、地元でも入手困難とされる名門の一本。厳しい冬がもたらす澄んだ雪解け水で仕込まれ、透きとおるような端麗さが身上だ。派手さより上品さを選ぶ造りは、新潟淡麗の理想形とも言われる。静かな雪国の情景が、そのまま一杯に映るようだ。
合う肴:鮭の焼漬 / のっぺ
SAKE MAP
北陸・甲信越 / 酒の種類: 日本酒
新潟県の6本。それぞれに合う肴と、その一杯にまつわる小話を添えました。

しめはりつる
雪深い城下町・村上で、地元でも入手困難とされる名門の一本。厳しい冬がもたらす澄んだ雪解け水で仕込まれ、透きとおるような端麗さが身上だ。派手さより上品さを選ぶ造りは、新潟淡麗の理想形とも言われる。静かな雪国の情景が、そのまま一杯に映るようだ。
合う肴:鮭の焼漬 / のっぺ
くぼた
「淡麗辛口」という新潟の酒のイメージを、全国に広めた立役者。すっきりとして飲み飽きしない味わいは、日本酒の間口を大きく広げたと言われる。蔵の創業時の屋号を名に冠したと伝わる、由緒ある一本だ。日本酒に馴染みのない人にも、まず薦めたくなる。
合う肴:栃尾揚げ / へぎそば
はっかいさん
霊峰・八海山の名を戴く、南魚沼を代表する銘柄。雪深い豪雪地帯の清冽な水で仕込まれ、雑味のないきれいな味わいが身上だ。雪を利用した天然の冷蔵庫「雪室」での貯蔵など、雪国ならではの工夫でも知られる。名峰の伏流水を、そのまま飲んでいるような清らかさだ。
合う肴:かぐら南蛮味噌 / わっぱ飯
こしのかんばい
かつて全国に「淡麗辛口ブーム」を巻き起こした、伝説的な一本。雪の中に咲く寒梅のように、凛として清らかな味わいを目指した名だ。一時は幻の酒として、入手困難の代名詞にもなった。新潟の酒といえばこれ、と名を挙げる人も多い。
合う肴:のっぺ / 鮭の焼漬
じょうぜんみずのごとし
「最上の善は水のごとし」という老子の言葉を名に込めた、水のように澄んだ一本。その名のとおり、驚くほどクリアでやわらかな飲み口が身上だ。日本酒を初めて飲む人にも、するりと寄り添う優しさがある。名前の哲学ごと、静かに味わいたい。
合う肴:へぎそば / わっぱ飯
かくれい
「鶴のように齢を重ねる」縁起の良い名を持つ、南魚沼の一本。淡麗が主流の新潟にあって、米の旨みをしっかり感じさせる味わいで存在感を放つ。魚沼産の米と雪解け水が育む、ふくよかで飲みごたえのある酒だ。長寿を願って、じっくり傾けたくなる。
合う肴:かぐら南蛮味噌 / のっぺ